テストの優先度のつけ方をフローチャートにしてみた

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■ はじめに

テストの「優先度」や「重要度」などで検索した内容を僕なりに咀嚼したものです。

なので、だいぶ簡略化しています。

テスト設計の優先度をつけるために使用することを想定しています。

なので、骨子(大項目、中項目)はできているものとします。

すでに作成されているテストケースに優先度をつけることにも使用できますが、小項目については考慮されていません。

 

■ 解説

・大項目について

ここではその機能がメイン or サブなのかを判断します。

その製品 / サービスが何を売りにしているのかが理解できていれば、迷うことはほぼないと思います。

オプション的なものは「優先度底」に分類します。

 

・中項目について

ここでは仮にその製品 / サービスが全く動作しない場合を考えます。

顧客の業務が完全に停止してしまう / セキュリティ事故になるようなものは「優先度高」に分類します。

業務は継続するもの(代替案があるもの)は「優先度中」に分類します。

 

ex) ○○を作成する機能

作成できなかった場合、その業務が完全に停止してしまう。

⇒ 「優先度高」

 

○○を更新する機能

更新できなかった場合、最悪、作成し直せばいい。

⇒ 「優先度中」

 

○○を削除する機能

削除できなくても、業務を止めるわけではない。

⇒ 「優先度中」

 

 

■ まとめ

テストは抜け漏れなくといいますが、全数テストは現実的ではありません。

何を重点的にテストするのかを考えることで、そこにテスト戦略が生まれます。

テスト戦略が生まれると、テスト設計が単なる作業ではなくなります。

そうなると少し面白くなるような気がします。